税理士事務所のChatGPT活用

今年の1月くらいから、急速に知名度が増している「ChatGPT」

税理士の皆様も一度は触ったことはありますでしょうか?

今なら無料で利用ができますので、是非一度触れておくことをお勧めします。

近い将来、検索エンジンに代わる日が来るかもしれません。

 

そんな「ChatGPT」ですが、ネット上の反応を見ると、税務の質問に関しての回答は

まだまだのようで、税理士の仕事に、すぐに取って代わるということはないようです。

しかしながら、質問の仕方によっては、十分に活用ができるので、税理士の皆様が

サブ的なツールとして活用するのは良いかと思います。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回のコラムは税理士事務所が「ChatGPT」を

WEBやホームページで活用する際に、どのような活用ができるか?について

説明させていただきます。

「ChatGPT」を利用するにあたっては、質問の仕方が重要なのですが、

まず、真っ白な状態からホームページを作るとして、以下のような質問をしてみました。

 

質問しては、「どのようなコンテンツを掲載すればよいですか?」

という本当にざっくりした内容ですが、

「こんなコンテンツを掲載するとよいですよ」という構成まで、分かりやすく箇条書き

で回答してくれました。

また、これだけだと、サービス内容が詳しく分からないので、更に以下の質問をしてみました。

 

そうすると、「税務申告・税務相談」や「確定申告支援」など、具体的なサービス内容

返してくれます。

更にそれだけなく、「事例紹介」や「クライアントの声」、「サービスに関する資料ダウンロード」

などのコンテンツも掲載すると良いですよというアドバイスもくれます。

これだけだと、まだまだ画一的な内容ですが、更に以下のような質問をすることによって、もっと

具体的なアドバイスもくれます。

所在地が北海道であるがゆえにの内容もありますので、

これを「沖縄」とか「東京」とか地域を変えることにより、その所在地に合わせたアドバイスも

もらえると思います。

もちろん弊社でもこのようなサポートをすることは可能ですが、「ホームページ制作会社任せでなく

自分でコンテンツを考えたい」とか「今すぐ知りたい」というニーズには十分に応えてくれる内容

だと思います。

 

いかがでしたでしょうか?

 

まだまだ開発途上のところもありますが、「ChatGPT」のすごいところは、これまで質問した内容を

基に、学習して答えを返してくれるところです。

実際に、私も旅行のプランを考えるにあたり、いろいろと質問をしてみたのですが

「フライトの時間」や「家族構成」などの情報を投与していくと、それに合わせて回答も

変わってくるところが、正にAIだと感じました。

 

更に、3月に「ChatGPT」が、「GPT-3.5」から「GPT-4」になり、長い文章でも反応してくれますし

精度もかなり高くなりました。

そして、その進化によりアメリカの司法試験の上位10%に入るほどになりました。

OpenAIがGPT-4を発表…精度が向上、米司法試験で上位10%に

これから、WEBを取り巻く環境が、この「ChatGPT」の登場により大きく変わってくることは

間違いないと思います。

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社FIS DESIGNS  代表取締役

独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。