2026年、使わない事務所は淘汰されるかも!?税理士の業務を劇的に変える「AI 3.0(Claude Code)」の衝撃【動画解説付き】

近年、ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に広がり、
多くの税理士事務所でも情報収集や文章作成に活用されるようになりました。
しかし、2026年の今、本当に注目すべきはその次のステージです。
今、静かに現場を変え始めているのが、Claude Codeという“AI 3.0”の存在です。

これは単なる文章生成AIではありません。
資料を読むAIでもありません。
実際の業務そのものをAIに進めさせる時代が始まったということです。
税理士事務所の経営において、この変化を理解しているかどうかで、
数年後に大きな差が生まれる可能性があります。

AIの進化は3段階で理解すると分かりやすい

現在のAI活用は、大きく3つのフェーズに分けて考えると非常に整理しやすくなります。

AI 1.0:聞く・作る時代

ChatGPTやGeminiなどに代表される、質問して答えてもらうAIです。

たとえば、

  • 顧問先向け案内文の作成
  • ブログ記事の下書き
  • メール文面のたたき台
  • アイデア出し

こうした用途は、すでに多くの事務所で活用が進んでいます。

AI 2.0:資料を読ませる時代

次に登場したのが、NotebookLMのような“集合知を読み込ませるAI”です。

  • 過去の議事録
  • 税務相談履歴
  • 所内マニュアル
  • 税制改正資料

これらをAIに読み込ませることで、「過去に似た相談はあったか」「この改正のポイントは何か」といった活用が可能になりました。

AI 3.0:実際に作業させる時代

そして今、最も大きな変化が起きているのがこの段階です。

Claude Codeは、AIに対して「考えてもらう」だけでなく、
実際にPC上の業務を進めさせる実務支援型AIです。

非エンジニアでも“自動化ツール”を作れる衝撃

これまで、業務効率化のためのシステム開発や自動化は、
IT会社やエンジニアに依頼するものという常識がありました。
しかしClaude Codeの登場で、その常識は崩れ始めています。

たとえば、税理士事務所や企業でよくある次のような業務があります。

  • CRM(顧客管理システム)の数字確認
  • 請求書システムとの金額突合
  • CSVデータの整理
  • 毎月同じ形式のファイル加工
  • データ差異のチェックと通知

以前であれば、

  1. 両システムからCSVをダウンロード
  2. ExcelでVLOOKUP
  3. 数字差異を目視確認
  4. 手作業で修正

という流れで、数時間かかることも珍しくありませんでした。

しかし今は、Claude Codeに指示することで、それらが一瞬で終わる仕組みを作れる時代です。

しかも驚くべきは、プログラミング経験がなくても可能だという点です。

AI時代に必要なのは“コード力”ではなく“分解力”

ここで誤解してはいけないのは、「全部AIに任せればいい」という話ではないことです。

Claude Codeが得意なのは、次のような構造化しやすい業務です。

  • 反復作業
  • データ整理
  • 差異確認
  • ルール化できる処理
  • たたき台作成

一方で、人間が担うべき仕事は明確です。

  • なぜその業務をするのかという目的設定
  • 出てきた結果が正しいかの判断
  • 顧問先への伝え方
  • 経営改善への提案
  • 最終責任を伴う意思決定

たとえば請求金額にズレが見つかった場合、

  • ズレを見つけるのはAI
  • 顧問先にどう伝えるかは人間

この役割分担こそが、これからの税理士事務所経営の核心になります。

2026年、淘汰される事務所と伸びる事務所の違い

今後、差がつく事務所には共通点があります。

伸びる事務所

  • 定型業務をAIに任せている
  • 人は高付加価値業務に集中している
  • 所内オペレーションが速い
  • 顧問先対応が早い
  • 提案型サービスへ移行している

苦しくなる事務所

  • 毎月同じ手作業を繰り返している
  • 人手不足を気合いで乗り切ろうとしている
  • AIを「まだ早い」と見ている
  • 生産性が上がらない
  • 価格競争に巻き込まれる

まずやるべきは“小さな1業務の自動化”

いきなり大きな改革は不要です。まずは所内でこう考えることが重要です。

  • 毎月面倒だと思っている作業は何か
  • 誰がやっても同じ作業は何か
  • ミスが起きやすい単純作業は何か
  • 時間だけ奪っている業務は何か

その1つをAI 3.0で置き換えるだけで、事務所の景色は大きく変わります。

まとめ

2026年、AI活用は「文章を書く時代」から「実務を動かす時代」へ進化しました。

  • AI 1.0:聞く・作る
  • AI 2.0:資料を読む
  • AI 3.0:実際に作業する

税理士事務所に求められるのは、AIの知識そのものではなく、

どこを自動化し、どこに人間の判断を残すかを設計する力

です。

この視点を持つ事務所は、これから強くなります。
逆に持たない事務所は、静かに差をつけられていくかもしれません。
今こそ、AI 3.0に触れ始めるタイミングです。

今回のコラムの内容を、動画でも解説しています。

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社FIS DESIGNS  代表取締役

独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。