税理士事務所におけるホームページとSNSそれぞれの運用目的

SNSとホームページの使い分け

士業の方からWEBマーケティングのご相談をいただく時、その内容は大きく3つに分類できます。

1)SEO対策によりホームページ経由の問合せを増やしたい
2)広告費をかけて問合せを増やしたい
3)SNSを活用して問合せを増やしたい

この3つです。

3つに関して当ブログでも都度書いてきましたが、今日は2020年4月現在にホームページとSNSをどうすみ分けして運用していくかを考えてみます。

SNSの運用目的

SNSはツールによって運用目的が異なります(と私は考えています)。

こと税理士事務所に限っていえばTwitterとFacebook、SNSに関してはこの2つだけを運用しておけばOKでしょう。

各SNSの士業ビジネスにおける運用目的を記せばその理由がわかります。

Twitterは個人のブランディングツールです。
たとえば

こちらはレッドスターコンサルティング株式会社の代表取締役の大野さんという方のツイートです。
この方はTwitterで8000人オーバーのフォロワーを獲得していて、日々のツイートに対して50以上のいいね(ファボ)を得ています。

多くのいいねを獲得できているのはツイート内容が
フォロワーにとって参考になるから
です。

ブログであれば、多くの文章量を書けば検索順位上位に表示される可能性があります。
一方、Twitterでは140文字以内の投稿しかできません。
短文の中で共感を生むにはその人の考えや意見の鋭さが求められます。

裏を返せば、それさえあれば140文字でファンを獲得できます。
つまりブログほどの文量を書かずして見込客を創ることが出来るかもしれないツール、それがTwitterなのです。

さらにTwitterであればリツイートという機能により自分のツイートをファンが拡散してくれます。これによりファンが新たなファンを呼び込んでくれます。

するとどんどんフォロワーが広がっていくようになります。
これはFacebookにはないTwitter界独自のSNS文化です。

自身のツイートに共感してくれる人にはそのうち
○○という悩みについては■■さん(←皆さんご自身)
という刷り込みが生まれます。

すると、実際に悩みが発生した時には皆さんのTwitterアカウントに紐付けられているホームページへアクセスすることでしょう。

次にFacebookですが、こちらは「友達になる」ことが条件で投稿を共有できるSNSです。
リアルで出会った人とFacebookで友達になることで、Facebook上で有益な情報を発信したり、自身のブランド価値を伝えていくことができれば
「この前出会った○○さんって、私の抱える悩みを解決できそうかも」
と思ってもらえるかもしれません。

このように思い至ったら、その人は皆さんのFacebookアカウントに紐付けられているホームページへアクセスするはずです。

 

ホームページの運用目的

上のSNSの運用目的の中でもチラッと書いていますが、SNSは接点機会を増やすツールです。
「○○といえば■■さん」
という刷り込むための手段です。

ではSNSに対してホームページはというと、見込客の○○という悩みを解決するヒントを提供する場なのです。

○○という見込客が抱える悩みを解決しそうなコンテンツがホームページに用意されていれば、見込客が問合せページに遷移する可能性は高くなるはずです。

具体的にコンテンツとは・・・
・○○を解決するための手順
・○○を解決した事例(○○によるリスクと解決した効果)
・○○に関する多くのブログ
のことです。

このようにホームページは興味を持った人をお店に呼び込むための魅力的なチラシのような立ち位置なのです。

今回ご紹介したようにSNSを運用することでホームページのSEO対策による流入に加え、更に多くの見込客を獲得することができます

これからの時代、会社の看板だけでなく、SNSで個人を際立たせることがWEBマーケティングにおいては求められます。

皆さんもSNSを本格的に取り組んでみては如何でしょうか?

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社FIS DESIGNS  代表取締役

独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。