税理士事務所が相続ホームページに書くべきこと【動画解説付き】

税理士事務所はサービス毎に専用ホームページを設けよう

今日は効果の高い相続ホームページの作り方について考えてみます。

その前に、そもそも相続専用のホームページを作る必要性について私見を述べます。

まず、税理士事務所はクライアントに提供するサービス毎にホームページ(webサイト)を制作するべきと私は考えています。

1サービス1ホームページの最大の理由としては

ターゲット顧客(見込客)に過多な情報を与え過ぎないこと

です。

税理士事務所のホームページでは、あれも出来ます・これも出来ます
といった税理士資格で提供可能なサービスを全て並べてしまうケースが散見されます。

提供できるサービスすべてをホームページに載せたい気持ちはとてもよくわかります。

しかし相続でお悩みの見込客からすれば・・・
・相続に特化しているわけでもないのか。。。
・私の悩みを解決してくれる情報までたどり着けなかった。。。などなど
というホームページから離反していく要因を作ってしまうというわけです。

よって、1サービス1ホームページが理想であると言えます。

 

効果的な相続のホームページとは

前置きが長くなりましたが、では相続専用のホームページを制作するとなった際に
より多くの集客を実現させる」という観点で有効なサイト構成はどのようなものなのかを書いてまいります。

1.キャッチコピー(見込客への呼びかけ)
2.強み、実績、専門性
3.提携、パートナーシップ
4.価格提示
5.事例、お客様の声、ケーススタディ
6.具体的な行動促進

この6つが効果的な相続ホームページ制作のポイントとなります。

各ポイントの要所を挙げてみていきます。

1.キャッチコピー
キャッチコピーではターゲットとするお客様の課題を突くメッセージを作り、
ホームページのトップ、さらにはサイト名で興味を惹かせます。
例:●●市で相続をお手伝いして50年!

2.強み・実績・専門性
もっとも重要なポイントであると言っても過言ではないのが強みです。
相続案件の対応件数を謳うのか、はたまた相続のみを対応している
税理士としての専門性を謳うなどして強みをホームページの各所に
PRすることで見込客の信用を得ることが出来ます。

3.提携・パートナーシップ
相続案件では税理士業務のみならず、時には弁護士など他士業との連携が
必要になるケースがあります。ホームページではあらかじめそういった
ケースを事前説明しておき、自社が他士業と提携(パートナーシップ)を
結んでいることをPRしておきましょう。

4.価格提示
価格明示は相続ホームページに限らず、昨今のwebサイトからの集客に
おいて重要な役割を果たします。
明確な価格をホームページ上で公開しておくことで、見込客は安心して
問合せをすることが出来ます。

5.事例・お客様の声・ケーススタディ
自社で解決した相続案件を事例やお客様の声として、掲載しておくことで
同じような悩み(状況)を抱える見込客からの問い合わせを獲得すること
が可能となります。
様々なケースの相続事例を出来る限り多く掲載するようにしましょう。

6.具体的な行動促進
見込客にホームページを見てもらって「とても勉強になった」「この税理士
事務所は信用できそうだ」と思ってもらうだけではホームページの役目を
十分に果たしたとは言えません。

無料相談は毎月●名限定
相続診断シートをプレゼント!

といったように限定や特典を活用して、ホームページを訪れた人が問合せしたくなるシカケを用意し、行動を促進せねばなりません。

 

ホームページは顧客獲得の手段

インターネットインフラが今ほど整う前までは、ホームページは名刺のように自己紹介ツールでした。

しかし今やホームページは顧客獲得のための手段となっています。
よってサービス紹介だけではホームページとしては不十分です。

相続に悩んでいる、困っている人が問合せたくなるようなホームページ作りをしていきましょう。

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社FIS DESIGNS  代表取締役
セミナーBOOK株式会社 代表取締役副社長

独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。