税理士事務所はステップメールで見込客を育成

ステップメールとは

士業事務所でステップメールをお使いの方は結構いらっしゃいます。

ステップメールとはホームページに資料請求やお問い合わせがあった方
(もしくは名刺交換した方)に対して、あらかじめ準備していた複数の
メールを、スケジュールに沿って、順次配信する仕組みのことです。

税理士事務所・会計事務所で言えば、税理士が「ノウハウ」という形で
持っている無形商材をメールという形で形式知に落とし込み提供します。

このノウハウが実用的なものだったり、役立つものであればお客様は満足し、
「もっと詳しく話を聞いてみたい!」となり、個別相談に発展していくと
いうわけです。

税理士事務所におけるステップメール配信のメリット

当ブログでしつこいくらいに指摘をしておりますが、見込客は税理士事務所
の違いが分かっていません。
もっと言うと、どの税理士事務所が良いのか判断する材料に困っています。

税理士事務所がステップメールを活用し、ノウハウを提供することで、
見込客から信用を獲得することが出来ます。

また問合せがあった見込客に対して電話やメールをするなど、いわゆる
営業活動をする必要がなくなります。

このようにステップメールには・・・・
1.見込客からの信用獲得
2.営業不要の自動営業システムの確立
といったメリットがあります。

税理士事務所がステップメールに取り組むための手順

では具体的にどのようにしてステップメールを配信していくのかというと、
有料のメール配信システムに契約すべし
ではありません。

まずは明日、いや今日、問合せのあった方、もしくは名刺交換した方に対して
どうやったら自分の事務所や自分自身に興味をもってもらえるか、また、
自分自身のノウハウでその方を喜ばせてあげることが出来るかを考えます。

そしてその方に御礼メールを書いてみましょう。
御礼と合わせて知っておかないと損する情報を提供します。

次に3?7日経ったところで、知っておかないと損する情報が役に立ったか、
実践していただけたかを確認するメールを打ちます。
あわせて、知っておかないと損する情報を活用したお客様の声(事例)を
送付しましょう。

最後に2?4週間後くらいに再度メールをします。
上記2回のメールでお伝えした内容を実践してもらえたかの確認を行います。
加えて、セミナーや個別相談、特別動画の案内などオファーをお届けしましょう。

このようなステップを踏むことでもう1度会う機会を創出します。

まずはこのステップを普段からお使いのメールで(手動で)行い、手ごたえが
あれば、有料のメール配信システムを導入して自動化を図った方が効率的と
言えます。

ステップメールは問合せを得るための便利ツールです。また電話など
対面スキルを必要としないため、誰でも一定の成果を得られることが
出来ます。
これまで取り組んだ経験がない方は是非、1度ステップメールを配信
することをオススメします。

またステップメールを利用する際に重要なのがホームページです。

こちらについては次回触れてまいります。

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社FIS DESIGNS  代表取締役
セミナーBOOK株式会社 代表取締役副社長

独立前は、「楽天ビジネス」にて税理士事務所を
中心に士業事務所を担当。
2013年に税理士特化型WEB制作会社FIS DESIGNS
の代表取締役に就任。
300事務所以上の税理士事務所のホームページ制作や、
WEBコンサルティングに従事。
2019年に、税理士向けセミナーポータルサイトの
「セミナーBOOK」の創立に参画。
税理士向けセミナー講演も多数行い、税理士事務所のWEB戦略推進に
日々邁進している。